📝 書類作成の工夫と葛藤:はじめての事業計画書づくり
ビジネスコンテストへの応募が決まったあと、私を待っていたのは「事業計画書」という名の、大きな壁でした。
フォーマットはA4で4枚、10項目の記入が必要。聞くだけでめまいがしそうな分量でした。
📄 何を書けばいいの?ゼロからのスタート
そもそも私は、事業計画書というものを一度も書いたことがありませんでした。
フォーマットはWordファイルで、私はMacBook Airを使っています。普段はGoogleドキュメントを使っており、Officeファイルは閲覧しかできません。
そのため、Googleドキュメントで作成したあとPDF化する必要がありました。
ところが、PDFにすると一部のレイアウトが崩れてしまうという問題が発生。どうすれば正しく提出できるのかを調べながら、何度も修正を重ね、ようやく完成にたどりつきました。
ちなみに、MacでドキュメントをPDF化するときは「印刷」から書き出すとレイアウトが安定することを学びました。こうした小さな知恵の積み重ねも、大きな学びでした。
そして私は、自分が作ってきたサービスそのものを、できるだけそのまま「言葉」にしてみることにしました。
書いたり消したりを繰り返しながら、事業計画書の完成までに数日かかりました。
途中、何度も「これで良いのかな?」と不安になりましたが、
手を止めなかったことで少しずつ形になっていきました。
書いたり消したりを繰り返しながら、事業計画書の完成までに数日かかりました。
途中、何度も「これで良いのかな?」と不安になりましたが、
手を止めなかったことで少しずつ形になっていきました。
⏳ 想定外の作業量と、自分への問いかけ
「このサービスは、なぜ必要なのか?」
「対象は誰で、どうやって届けるのか?」
「収益はどう上げて、継続性はどう担保するのか?」
考えたことのない問いに、正直うろたえました。
“ああ、私はここまで無意識で作っていたんだ”──そう気づく瞬間もありました。
それでも一つひとつ、言葉にすることで、自分の考えが初めて「輪郭」を持ち始めたのです。
🖋 人に文字で伝えるということ
私はこれまで、声や空気で人とつながることが多かったように思います。
でも「書く」ことで伝えるには、相手がいない場所で、相手のことを想像し続ける必要があります。
それがこんなにも難しく、でも奥深いものだとは、今回初めて知りました。
📌 学び:書くことで自分も整理される
書類作成は「相手のため」だと思っていました。
でも終わってみて気づいたのは、「自分のため」でもあったということです。
迷っていたサービスの軸が、ぐっと明確になった感覚がありました。
私は今回、初めてビジネスコンテストというものを知りました。
後から調べてみると、全国各地でこうした取り組みが行われていることに気づきました。
「もっと早く知っていれば」と思う反面、こうして気づけた自分を褒めたい気持ちもあります。
これからは、もっとアンテナを広げて、行動のチャンスを見逃さないようにしたい──そんな思いが強くなりました。
📣 これから応募する方へ
たとえ未経験でも、専門家じゃなくても、自分の想いを整理するために「書く」ことは誰にでもできます。
最初から完璧を目指さず、まずは“話すように書いてみる”のがおすすめです。
まずは行動してみましょう。行動することで次の景色が見えてきます。
失敗はできれば避けたい…そう思うのは自然なこと。でも、その失敗を知っているのは、自分だけ。
だったら、「失敗」と呼ばずに“ナイストライ”と名づけてみるのはどうでしょうか。
きっとその一歩が、誰かの励ましになり、自分の未来を切り開いてくれます。
📚 次回予告:プレゼン資料、ついに作り始める
次回は、提出後のステップ「プレゼン資料づくり」の奮闘をお届けします。
“人前で話すなんて何年ぶり?”というところからのスタートでした。
💬 書くことで、自分の声もクリアになる。
言葉にして初めて、見えてくるものがある──そんな気づきを胸に、次へ進みます。